3.11 ばかりが話題に出ますけど、1日前の3.10もそれ以上に凄惨なことがあったことを忘れてはならない。。。


昭和20年3月10日、東京大空襲。
奉仕隊員の一員は、深川の木場付近で遺体の後片付けをしていた
見ると、目の前に僅かに残る着衣の布きれで、辛うじて女性であると確認された遺体がある。
赤ちゃんを抱いて地面にうつ伏せの姿勢のままで、息絶えていた。おそらく母と子であろう。
赤ちゃんの下には僅かばかりの穴が掘りかけられていた。
穴を掘った道具の残がいは見当たらない。
火や煙から赤ん坊を庇うために四つんばいになっている母の指の爪は一つもない。
爪のない母の指先には土と血がこびりついている。
思うに炎に追われた母が道具もないままに固い地面を両手で掘り起こしてくぼみを作り、そのくぼみにわが子を入れ、その上に突っ伏して、わが身は焼けても子どもだけは守ろうとしたのだろう。
奉仕隊員が調べると、赤ちゃんの着ていた服はほとんど焼けていない。小さい可愛い手で、お母さんの乳房をつかんだままであったという。
大勢の若い奉仕隊員のどの顔も、みな汗に涙が混じって誰一人声を出す者がいない。
ようやく気を取り直した隊員の一人が、破壊された水道管から流れっぱなしになっている水で手ぬぐいを濡らして、母親の顔を丁寧に拭いた。
火傷をしながらもわが子を守ろうとする世にも美しい顔だった
「花があったらなぁ~」と隊員は泣きながらつぶやいた。


赤ん坊に触れ合っている母と、赤ん坊に触れ合っていない母とでは、赤ん坊はどこか違う。
触れ合っている母は、赤ん坊の泣き声で、赤ん坊が何を求めているか分かる。
赤ん坊がイライラして泣いている。触れ合っている母は、
「あ~、オムツが濡れて泣いている」と分かる。
「あ~、熱があるのかな?」と分かる。そして額に手を当てて見る。
「あ~、歯が出てきてイライラしている」と分かる。
そこでおしゃぶりを渡してみる。
これが、母親の愛情である。
しかし、触れ合っていない母親は、
「何で泣くの?」と自分も一緒にイライラする。
「さっぱり分からない」と赤ん坊にヒステリックになり声を上げたり、「可愛くない」と言ってみたり・・・
どちらの母親の元で育つかで、子どもの心理的成長はまったく違ってくる。
子どもへの虐待が増加傾向です。
新聞やテレビのニュースで取り上げられていますが、
「泣き止まないからイライラして・・・」と言う母親の言葉を聞くと、触れ合っていない母親・・・と思ってしまいます。


人間は生まれてすぐに一人で生きていくことは出来ません。
誰かがご飯を食べさせてくれて、お風呂にも入れてくれたはずです。
あなたは誰に育ててもらいましたか?
それを忘れてはいけない・・・この言葉を平気で子どもを虐待している母親に言ってやりたい。

コメント

スミぱん@国会を見よう
2019年3月11日16:52

最近の母親って、子供ほったらかしでスマホいじっている人が
多いんでないかい?

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